台北駅から列車で約30分。空が高く、ゆったりとした時間が流れるのどかな街、「鶯歌」。台湾茶好き・陶磁器好きには垂涎の、台湾一の陶磁器産地です。宜龍は1987年、この街で誕生しました。当初は陶磁器の卸売業のみを行っていましたが、2001年に二代目へ世代交代があった後、ブランドイメージの刷新を目指して大幅な事業変革を試みました。陶器・磁器の枠を超えた、異素材の組み合わせ。伝統ある東洋美学と、前衛的西洋モダニズムが融合したデザイン。台湾茶だけでなく、世界のどんなお茶にも似合う茶器。ブランドスタイル「新東方」は、こうした飽くなき挑戦から生まれました。
茶器の可能性を追い求めた不断の挑戦は、デザインのみならず、人間工学に基づいた実用性、製造技術力、品質・生産管理の面でも、陶磁器製造業界内で高い評価を得ました。台湾では、「台湾精品賞」(メイド・イン・台湾の製品の中でも、台湾を代表する優れた製品に贈られる賞)、ドイツでは2014年に、「白居易シリーズ The White Truth ティーセット」が、レッド・ドット・デザイン賞（国際的なプロダクトデザイン賞）、続いて2015年には、「幸福時光シリーズ La Mode ティーセット」が、iFデザイン賞（国際的な工業デザイン賞）を受賞致しました。
「新東方」の茶器を通して、お茶の温かさで身も心も満たされる幸福感をお届けしたい。それが宜龍の願いです。そして宜龍はこれからも、ブランドスタイルの研鑚に努め、喫茶文化の更なる普及に東奔西走し続けてまいります。
